2011年12月11日日曜日

SUMITA冬灯り2011開催

平成23年12月10日(土)。あと1日で震災が起きて9ヶ月目になる日に、

住田町世田米小学校の駐車場にて、「SUMITA冬灯り2011」を開催いたしました。

東日本大震災を受け、お亡くなりになられた方々への鎮魂の意を示すとともに、地域の明るい未来を願うイベントとして、住田町観光協会と住田ふるさと体験協議会が主催となり実施しました。

スタッフは約30人。ボランティアで地域の皆様にご協力いただきました。

当日は、-3℃~-5℃の寒い一日でしたが、昼過ぎからお忙しいところ集まっていただき、準備をしていただきました。

冬灯りは、光のマップアートという住田町の地域資源を灯篭のマップで表し、みんなで見てみようということで、並べていただきました。



青いライン状に並べられているのが、住田町の真ん中を流れる気仙川で、その気仙川本流に各支流が流れ込んでいる様子を表現しています。

そして、その支流沿いに各地域の郷土芸能や地域資源を並べ、並べながら地域を学べて、来場者には眺めて地域を見直そうという意図もあり実施してみました。



また、住田町内には金山跡が30以上もあり、それらを配置したほか、町の花であるアツモリ草を要所に配置しました。

また、世田米保育園の児童に作っていただいた夢灯りコーナーには、当日参加者の皆様が作った夢灯りも展示させていただきました。(当日、展示させていただいた夢灯りは、どんと祭にて天に帰させていただきます。)



当日、ご参加いただいた方々には100円の参加費をいただきました。また、このほか当日に実施させていた募金と合わせて、被災地支援活動費として寄付させていただきます。
(※合計10,050円集まりました。誠にありがとうございました。)

しかし、残念なことに、先にも述べたとおりグランドのコンディションが悪く、会場を駐車場にしたため狭くなり、思っていたように灯篭を並べることができませんでした。

思った通り並べることはできませんでしたが、今回のイベントにおいて大切なことを学ばせていただきました。

それは、「結」という精神。

大変な時にはお互いに助け合う温かい心・・・

というか、今回は町の皆様をはじめとして多くの人達の結の心にすごく助けていただきました。

そして、ふと感じたことがあります。

住田町の中央を流れる気仙川のほか、支流や小さな沢がありますが、それら支流や沢は、里山から栄養分を運び、やがて一つになって海の豊な恵みを支えているんだな・・・。

この川や沢こそ、住田町民の素晴らしい心を象徴しているんではないのかな・・・。

そのようなことを勝手ながら感じ、感動していました。



お客様も、およそ400人程度はご来場いただいたと思われます。

そして、何よりうれしかったのが、お手伝いいただいた皆様から「やって良かった!」「また来年やる時はもっと良くしよう!」と嬉しいコメントを頂けたことでした。

天気や風などに左右されやすい野外のイベントですが、来年は工夫してより楽しいモノにしていきたいと思います。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。